あるじゃーのん日和

発達障害のこと書こうとおもってたんだけど、なんだか迷走してる

灰色の人生。白黒つけない生き方。

「アンタは融通が効かない、世の中白と黒だけじゃないんだよ」って言われて


「ハァ、ごもっとも」と思った。


だけど私には、彼女や他のみんなのほうが何でもかんでも白黒つけようとしてるように思えるのだった。


私はむしろ白黒付けたくないほうだ。
白でも黒でとないもののことは、ちゃんと「グレーだね」って言いたいの。
だってグレーなんだもの。


もののはずみでチャコールグレーを黒と言ったりしたら嘘をついたような気がして、「黒って言っても、黒に近いグレーだけどさ」と、早口で言い訳してしまう。



正確に話したいと思うから、断定を避ける。
「君から見たら〇〇かもしれないけど、あっちから見たら〇〇なのかもよ?」
「たしかに、〇〇っぽいと言えなくもない」
「でも、本当に〇〇なのかな?」
「私は〇〇かなと思うけど、全体的に見れば〇〇だよなぁ」
結果、何を言ってるかわからない、煮え切らない、ノリの悪いやつと思われてしまう。


人の言葉尻をとらえて「でも…」って言いたくなる。だって私にはグレーに見えるものを、白だ黒だと言うからさ。


例えばそう、「右翼だ」とか「左翼だ」とか聞くのと、「真ん中はどこ?」って聞きたくなる。
右が保守で左が革新って言われても、憲法を軸にすれば安倍首相は「革新」だから「左翼」になる。
天皇制に賛成が右で反対が左なら、朝日新聞は概ね「保守」だから概ね「右翼」だ。
朝日新聞という人格があるわけじゃないから、天皇制に反対する記事や記者もあるかもしれない。けど、大抵の場合、皇室の行事などに対してポジティブに伝えているので、その点に関しては右翼という認識でいいと思うんだよね)←こういう物言いがウザがられるってわかってるけど言わないと罪悪感めいたものを感じる!!


いちいち定義が気になる。


幸せになりたい。幸せって何?
賢くなりたい。賢いって何?
正しくありたい。正しいって何?


「愛してる」って言いながら、愛って何だろう?って思ってる。
その時視界には夫がいても、頭の中には「愛って何だろう?」がモヤモヤと居座っていて、愛というのが対象のことで頭が一杯になることだとすれば、私夫のこと愛してないのだろうか?もしかしたら私は嘘を付いているのかもしれない。とか思う。
でもまぁ、嘘はなるべくつきたくないけど、つかないとスムーズに生きられないので嘘をつく。


限りなく白に近いグレーを「白いね」って言ったりもする。
わざという時もあればうっかり言う時もある。
だからね、世の中嘘つきだらけだと思うの。
大なり小なり、意図の有り無しを問わなければみんな息をはくように嘘をつく。


だから嘘に気づいても、忙しいときはいちいち指摘せず真意を推定して受け答えすることを心がけている。

我ながらめんどくさい。
けど白黒つけられないからせめて、グレーだという事をはっきり言って生きて行きたい。