小学生のとき「ブタゲルゲ」ってよばれてた。おもひでメディア・リテラシー。

水曜日のダウンタウンの「昔のアダ名えげつなかった説」を見てて、ふと、自分のあだ名が「ブタゲルゲ」だったことを思い出した。

ブタゲルゲの元ネタが気になって、ググってみた。
〇〇ゲルゲっていうのはバロム1という特撮モノの悪役の名前らしい。
でもその中にブタゲルゲはいない。
ブタゲルゲはドラネコロックという漫画に出てくるそうな。
見てみたいような、見たくないような。

（1983年生まれが小学生の時点でドラネコロック知ってるってなかなかシブいね！）

20歳のとき同窓会で再開したマコト君は、
私をいじめた事をすっかり忘れていた。
（もしくは忘れたふりをしていた）
彼がいわゆるDQNだったらそれはそこまで衝撃的ではなかったと思う。

しかし彼は日本一賢い大学に現役合格していた。
記憶力いいはずやん！！
それとも、少年時代の記憶を受験勉強に上書きされたのだろうか？？

今更マコト君を恨んではいない。
あの頃の彼なりに事情があったんだと思うし。
同窓会のとき忘れたふりをした（？）のも理由があったのかもしれない。
（もしそうなら説明してほしいけど）

でも、彼が私をブタゲルゲとよんだことと、
彼がそれを忘れたと言ったことを
私は一生忘れずにいようと、あの同窓会のとき決めた。

思い出はそれぞれの頭の中で、明度・彩度・フォーカスを調整され、クローズアップされトリミングされ、それぞれの文脈でまったくちがう風景として再生される。

だけどそれは本人にとっては事実なわけで。

（自分が魚眼レンズで世界を見てないと誰が証明できる？？）

じゃあ記憶を編集して幸せな過去を事実にしてしまえば機嫌よく生きられるのかしら。
楽しいことだけ反芻して、ブタゲルゲと呼ばれたことなんか忘れて。

現在さえも妄想でもって編集すれば、みんなが王様やアイドルになれて、総中二病状態のユートピアってか。

未来も編集できるかもね。
夢とか希望とかでね。
ニュースなんか見るもんか！
私の望みこそが私にとっての真実！！

世界は平和で、日本は素敵！！
宇宙は愛に満ちている！！！

ヒャッホゥーー！！！！